M氏が弊社に持ち込んだ1970年型ベレット1600GTRはボディーの程度が良く、随分きれいな車だなぁという第一印象だった。しかし高速道路を80km/hの速度で走っていても怖いくらい異音や振動が出るというM氏のお話を伺い、実際に乗って見てその問題を確認した。
当初の依頼はG161WEエンジンのリビルドという話であったが、ミッションやデフといった駆動系とサスペンションも必要とあらば修理するとして作業に取り掛かった。
弊社はレース用エンジンのチューニングが主な業務、車体を置いて作業する屋内のスペースが無い為、近くの一般自動車整備工場でエンジン、デフ、サスペンションなどを順次はずして貰い自社に運び入れた。
