完成間近のエンジン
ごく普通の使い込んだエンジンであったが、何度かオーナーが変わっていて一度はリビルドしたような様子が、クランクメタルの新しさから伺えた。
今回一番心配だった部品の入手はオーナーのM氏のご健闘により、インターネットのオークションやISUZUに強いカーショップに当たって手際よく集めて頂いた。
リビルドの途中経過をこのホームページで皆さんにお見せしようと思ってはいたが、仕事に熱中する余りいつの間にか完成、途中経過の写真をつい撮り忘れてしまっていた。
特に大きな問題はなく、チェーン・テンショナーの修理に手間取った程度で、レース用エンジンを日常リビルドしている様に、いつの間にか終わってしまっていた。
一方、見た目を新品同様にきれいにすると言う作業は機能一辺倒のレースエンジンとは違い、サンドブラストによる汚れ落とし、磨きや塗装といった作業に多くの時間を費やした。ただし、ヘッドカバー、エアフィルターカバー、エキマニ(耐熱塗装)、クーリングファン等、目立つ部品の塗装はオーナーM氏の知り合いの塗装屋さんの手になるものである。
